それでは今日も干関係のお話をしていきましょう。
本日は丙ー丙の天無両日(てんむりょうじつ)です。
<おさらい>
四柱推命において、天干同士の関係(干関係)には、
・日干と同じ仲間、強まる(比劫)
・日干が洩らされる(食傷)
・日干が剋す(財星)
・日干が剋される(官星)
・日干を生じる(印星)
がありますが、食傷だからといってどの干の組み合わせでも日干が洩らされるわけではないし、財星だからといって日干が剋せない関係もあります。
丙―丙 天無両日
今回は「丙ー丙」の関係です。
丙が日干なら、もうひとつの丙は比肩の関係になります。比肩とは自分自身を表します。比肩は通常自分自身の仲間、同僚、兄弟とみなし、自身を強める関係ですが、丙は丙を強めることはありません。
丙と丙の関係
丙は太陽を意味します。十干の中で最も力強く、輝くスター性があります。丙の人は何事もパワフルですね。カリスマ性も持っています。なぜなら太陽はこの世に唯一無二であるため。
太陽が命式にふたつある場合は「天に太陽がふたつあるのはあり得ない(天無両日)」とされ、良くない意味に取られます。
夏月にふたつの太陽が地上を照らし続ければ、河や湖は干上がり、森や畑は枯れて、旱魃(かんばつ)、凶荒を招きます。
命式に癸があったり行運で癸が巡れば、適度に命式のカンカン照りの暑さをやわらげて大地に水を与えますから、多少の凶兆は防いでくれるようになります。
天無両日を持つ人は・・・
丙をふたつ命式に持つ人は、少々偏った性格が生じやすくなるとのこと。(もっとすごいことを書いている本もありますが、、、ここでは書くの辞めておきます)
ただし格局で丙が喜神であれば悪い影響はありません。
従格であれば自我強く、スター性を活かして社会で活躍されるでしょう。
天無両日を持つ有名人
マンガ家楳図かずおさん。楳図さんは日干が戊、年干・月干が丙です。
非常に個性的な方ですね(笑)日干戊ですが地支に水が多く、丙の凶象は和らいでいるように見えます。お痩せになっている印象が強く、おそらく印星の強い従強格かなと思います。
秋篠宮家の悠仁親王は、日干戊、他の天干はなんと全部丙です。従強格です。ほとんどそのお人なりは一般庶民に知られていませんが、きっととても個性的な方でいらっしゃると思います。
高校生ながら論文を執筆され、また筑波大学農学部へ進学されることが決まりましたので、大学の間は研究の道をまい進されるでしょう。
他にも天無両日を持つ有名人(1940~2000年生まれ)を調べてみました。赤色の方は、丙が3つある方です。
日本人民間で初の宇宙飛行士秋山豊寛さん、マンガ家武論尊さん、リポーター所太郎さん、国語学者金田一秀穂さん、女優の渡辺えり子さん、俳優トニー・レオンさん、タレント松尾伴内さん、元X-JAPAN故hideさん、俳優高島政宏さん、俳優宍戸開さん、タレントケンドーコバヤシさん、ゴスペラーズ北山陽一さん、EXILEのMAKIDAIさん、RAGFAIRの土屋礼央さん、サッカー選手の福西崇史さん、アナウンサー高島彩さん、歌手鬼束ちひろさん、タレント杉原杏璃さん、EXILEのTAKAHIROさん、お笑い芸人アインシュタインの稲田直樹さん、俳優勝地涼さん、元サッカー日本女子代表鮫島彩さん、メジャーリーガー前田健太さん、Perfume西脇綾香さん、声優花澤香菜さん、アナウンサー新井恵理那さん、アナウンサークロル舞さん、俳優赤楚衛二さん、歌手ジャスティン・ビーバーさん、アナウンサー藤本紅美さん、陸上走り高跳び選手真野友博さん、バドミントン渡辺勇大さん、など。(Ryu-jin調べ)
なんとEXILEにお二人いらっしゃいました。
松尾伴内さん、ケンドーコバヤシさん、稲田直樹さんなど個性派お笑いタレントさん(お笑いの人はみな個性派かもしれませんが)が多くいるのもおもしろいですね。
繰り返しますが、ネット情報では生まれ時間が分かりませんので、生まれ時間によっては命式が変わるかもしれません。
それでは次回もお楽しみに。
Ryu-jinの中国式四柱推命では干関係をしっかり学べます。