【不登校】辛いのガマンして学校へ行かないで!

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何度でも何度でも書きます。

 

日本中の子どもたち、辛いのガマンしてまで、学校へなんか行かないで!

 

自分のいのちを、無価値と思って自分から終わらせてしまわないで!

 

学校へ行く子を持つお母様方へ。

 

不登校だって引きこもりだって、わが子が生きていてくれるだけでうれしいですよね。

勉強が苦手だって、スポーツが苦手だからって、わが子を愛さない理由にはならないですよね。

 

お腹を痛めて産んだ子です。思春期で憎まれ口をたたくようになって、言うことを聞かなくなっても、「あー」とかいう返事しかしなくなって親とはしゃべらなくなってきても、それだって生きていればこそ。そう思って読んでください。

 

世の中もうすぐ2学期が始まります。

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が延長・発出されても、幼児~10代の若者の感染率がケタ違いに高まっても、ハッシュタグ #このままでは二学期は無理 がトレンド入りしても、今のところ9月になれば学校は始まるようです。

 

※8/26現在、全国的に2学期を少し遅らせる自治体が出てきています。和歌山市は25日前後から始まる予定だった2学期が、9月からになりました。我が家のある自治体は変更なく、もう2学期始まって学校へ行っています。タブレットを市から支給されてひとり1台持ってるんだから、リモートにしてくれてもいいんだけどなぁ。

 

こちら和歌山では公立中学校は今日から2学期です。娘は現在中3、昨日まで「学校いやだなー」と言っていましたが、今朝は自分で起きて用意をして学校へ行きました。娘が中学生になってから毎年、心配して心配して、そして学校へ行くとホッとする、そんな日になっています。

 

 

我が家の息子は、中学1年生の2学期初日から激しい頭痛に襲われそのまま不登校になりました。

 

明らかに学校を拒否しているサインでしたが、私は最初そのことを否定していました。

なぜなら、夏休み中も部活動を休まず楽しんでやっていたし、宿題の科学作品も一生懸命取り組んでいました。「早く夏休み終わらないかな、学校へ行きたい」とも言っていましたから。

 

それでも当時、息子にとって学校はとても辛い場所だったのだと思います。それに気づかなかった自分は母親失格だと、しばらくしてから思いました。

 

頭痛で学校を休んで2日目くらいまでは「風邪かな」と思っていました。でも3日、1週間、と休みが長くなるにつれ「おかしい」とやっと思い始めました。「不登校」という言葉が浮かんだのもこの時です。

 

ありえないと思いました。でも現実に息子は学校へ行けていない。病院では「起立性調節障害」と診断が下りました。よくある「思春期の病気」だと自分を納得させようとしましたが、でも何かがひっかかる。

 

朝からの頭痛も、午後になれば幾分頭痛はマシになるそうで、部活だけは行っていました。行くときは辛そうでも、帰ってくるとスッキリした顔をして楽しそうに学校の話をするので、「学校や友達が原因ではない、ではなぜ不登校なのだろう」と不思議でした。体育祭や修学旅行にも行きましたし。

 

結局病院の心理室や、学校のスクールカウンセリング等で自分のこころの整理をしたところ、息子に「勉強」を強いていた母子関係の歪さ、という結論に至りました。

 

息子は、勉強が苦手というわけではありませんでした(特別良いわけでもないけれど)。だからよけいに、私からのプレッシャーを強く感じてしまったのかもしれません。「良い成績を取らなければ」「進学校へ進学しなければ」そんな気持ちが勉強を辛くさせ、勉強を思い出させる学校を辛くさせたのでしょう。そのストレスで自律神経が失調した、今ではそう思っています。

 

部活も行かせなければ良かった。完全に学校と距離を置いた方が、後々良かったのではないかと今でも少し後悔しています。

 

こんな風に、「良い子」あるいは「良い子を演じている子」は、学校が辛いことを家庭に知らせません。

 

親に心配させるのがイヤだし、知られたくない。学校が辛いとかそんなの弱虫だし、そんな自分はプライドが許さない、学校へ行ってる間だけガマンすればいいだけだから、自分が頑張ればいいだけだから・・・

 

でもガマンにも限界があります。ある日突然やってくる。

 

特に夏休み明けは、辛さから逃げていられた日々が終わってしまいます。あまりに学校が辛くて逃げ場もなく、自死してしまう危険性が一年で最も高い時期です。

 

「不登校新聞」石井志昂編集長もおっしゃっています。

「子どもは言葉や体調、宿題が全く進まないなど、さまざまな形でSOSを出している。周囲は普段と違う様子に気付き、しっかり話を聞いてあげてほしい」

 

なんかいつもと違うな、勉強が手についていないようだ、学校のことをしゃべらなくなった、それらはSOSを含んでいるかもしれません。

 

「学校へ行きたくない」と言える子は、本当に強い子です。そうは言わなくても、体調不良になって登校を避ける子も、命を優先にしてくれた賢い子です。

 

もし2学期の前にそうお子さんが「学校へ行きたくない」と言ってきたら、よく言えたね、と誉めてあげてください。そのまま学校を休ませてください。

 

2学期から体調が悪くなって不登校になってしまった子がいたら、「よく命を守ってくれた」と喜んでください。まずは体調不良をなくすため学校を休ませてください。

 

勉強なんて、いつでもどこでもできます。「みんなと同じ」でないといけない必要性なんてみじんもありません。まずは周りのことは忘れ、目の前の子どもとだけ向き合ってくださいね。

 

私は息子が自死を選ばず、不登校を貫いて、自分の道を見つけ進んでいることを、本当にうれしく思っています。

 

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自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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