不登校の子供って、楽してるように見えますか?

四柱推命 不登校
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子どもは学校で過ごせれば楽ですよ

不登校の記事なんか読んでると、普通に学校へ行って普通に社会へ出た「普通しか知らない大人」がよくこんなコメントをしているのを見かけます。

 

「行きたくないからと言って学校へ行かない選択をするとか、楽ばかりしているとろくな大人にならない。社会へ出たらやりたくないこともやらなければいけないのだから」

 

そんなコメント読むたびに私は思います。

 

学校へ行って毎日5,6時間勉強したり部活したり行事に参加する方が、学校へ行かないで、体調不良や昼夜逆転して、日がな一日ベッドで過ごし、マンガ読んだりネット見たりゲームしてるより大変なのだろうか。

 

学校へ行けば、教科書も授業も部活も行事も全部学校や先生が用意してくれている。いわば、そこに乗っかれればベルトコンベアで流れていくように日々を過ごせて、時が来れば卒業できて社会に出られる。

 

でも不登校になったらば、そういう「流れ作業」からはみ出てしまうわけです。

 

そもそもその「流れ作業」の毎日が我慢できなくて自らベルトコンベアから離れていく子もいます。でも苦しくてもなんとか「流れ作業」に順応しようとして、それでもできなくて、ベルトコンベアからこぼれ落ちてしまい、結果ケガをしてしまう子もいる。

 

こぼれ落ちてしまったら、そこからこれからどう生きていくか、そもそも生きていけるのか、学校すら行けないのに社会になんか出られるはずがない、そうしたら働けない、生きていけない、自分はこれからどうやって生きていけばいいのだろう。親にも心配かけるし、もし親が死んでしまったら自分も死ぬ以外にない・・・そんなふうに、不登校の子どもはとっても傷ついて悩んでいるんです。

 

日本の若者は、学校→(大学→)就職という流れを小さい時から親やまわりから植え付けられていますから、その道を外れてしまうともう絶望しかないわけです。

 

そんな絶望を、たった10数年しか生きていない子供がひとりで耐えられると思いますか?

無理ですよ。だからゲームやネットの世界にはまり込むんです。そこで現実の辛さから逃げているんです。そうすることで、自分の身を、こころを守っているのです。

 

現実から逃げたらダメですか?

逃げずに立ち向かえ!ってよく大人は言いますよね。でも逃げないでいたらつぶれてしまいます。だって、我慢する以外、子どもは今の状況を解決する術を知らないから。

 

大人だって、会社で辛いことがあって、ずっと我慢していたらメンタルに不調が出ますよね?そんな人に「みんな会社へ行ってるんだ、お前も我慢して会社へ行け!」って言いますか?

 

子どもだって一緒です。隣のおじさんや義両親、顔も知らないネットでコメントを書く大人は「自分だってイヤだったけど行ったんだから」と言って子どもを学校へ行かそうとします。でもダメです。学校へ行くのが辛い子どもは学校へ行かせてはダメ。

周りの大人が不登校の子どもを守れなかったら、子どもは死んでしまいます。

学校へ行っていない子はダメな子じゃない

不登校を知らない大人は「子供を学校へ行かせろ」「学校は必要だ」と言います。これだけ毎年不登校やいじめからの自死を選ぶ子がいても、ほとんどの大人の言うことは変わりません。

 

少年革命家を自称する少年の記事をよくネットで見ますが、彼や彼の親自身の行動の賛否は置いておいて、そこにつくコメントのほとんど90%くらいは「学校へ行っていない子供はこれだからダメだ」「子供を学校へ行かせない親はこれだからダメだ」という意見です。

 

別にいいじゃないですか。少年革命家があなたに何か不利益なことをしましたか?

あなたの子どもが少年革命家に煽動されて学校へ行かなくなる?

もし煽動されたように思われたとしたら、それは少年革命家のせいじゃなく、子ども自身の性質であり、誰のせいでもありません。そして、親であるあなたのせいでもない。

順調にベルトコンベアで流れて今を生きている人間には理解できないことかもしれません。

 

 

なぜなら、私自身も子どもが不登校になる前は、同じような人間だったから。

 

子供は学校へ行って当たり前、勉強して当たり前、社会に出て当たりまえ。その当たり前から自分の子どもが外れてしまったから、当時はパニックになりました。いわゆる、『毒親』だったんですよね、わたし。

 

不登校の解決は「学校へ行くこと」ではない

時々、「学校なんか行かなくても子供が元気に生きてくれていたらいい。」とおっしゃる不登校の子のお母様のお話を聞くことがあります。こころから「スゴイなぁ、そんな風に思えるなんて」と思います。わたしはその心境になるまでに、ずいぶん時間がかかってしまいましたから。

 

お母様がそうこころから思えるなら、お子さんの不登校や体調不良なども、割と早めに解決できるように思います。もちろんその解決とは、”学校へ行く”ことではありません。

もちろん学校へ行く子もいるかもしれませんが、学校や他のみんなと違う道を見つけて、何か新しいことを始めることかもしれない。

子どもが、自分らしくいられる場所を見つけて、こころから生き生きと生きること。それが解決だと思います。

 

不登校の子のお子さまを鑑させていただいています

私は私自身の経験から言えることも鑑定に盛り込んでいます。でも押し付けたり批判したりはしませんのでご安心ください。

ご希望があれば、お子様と一緒にお母様の鑑定もしています(おひとり分の鑑定料で結構です)。お子様の不調は、お母様の運気にも相関がある場合もありますので。

 

小中学生の悲しいニュースが増えている現在、たったおひとりでもこころが楽になってもらいたい、その一心で鑑定をしています。

自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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