人はなんのために生きているのか

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なぜでしょう、お風呂に入っているとき、急にこんなお題がふっと頭に浮かんできました。

こういう時には「そのお題についてブログの記事を書くように」との、どこかの誰かのお告げのような気がします。  

私は生物学科出身(一応理系)なので、哲学ではなく科学のお話になります。 四柱推命とは関係のない話なので、興味のある方だけ読んでくださいませ。  

人はなんのために生きるているのか?

ずばり、「子孫を残すため」です。 人に限らず、すべての生き物の究極の目的は「子孫を残す」「種をつなぐ」これに尽きます。  

 

この答えに、がっかりしますか?

もっと高尚な回答が聞けると思った方は、例えばどんな回答があると思いましたか?  

 

社会貢献?   世界平和?   愛のため??  

 

もちろんそのために尽力し、命をかけて使命を全うしようとしている方を尊敬しますし、素晴らしいことだと思います。  

 

ではなぜ世界が平和でないといけないのか?

社会が良くないといけないのか?

なぜ人は人を愛するのか??  

 

それは人類の存続のためですね。  

 

DNAに刻まれた「種を次世代へつなぐ」という究極エゴのために人は生きています。「なぜ世代を継いでいかないといけないのか」という問いはナンセンスです。DNAとは複製し数を増やしていく、そういうものだから。だから種の存続とはDNAのエゴ、ひいてはそのDNAがもとになって出来ている生き物そのもののエゴなのです。

 

生物の生殖

そもそも生物の定義のひとつに「世代交代すること(自己複製)」があります。ですから生物の生きる目的とは次世代に命をつなぐこと、種の存続、それに尽きるんですね。  

 

川で生まれ海で育ち、生殖のために生まれた川へ帰ってくるサケは、一生に一度だけの生殖を行い、卵を産み終えたら死んでしまいます。 人生の目的が達成されたからです。

 

マダコは生殖行動を終えたらオスは死にますが、メスは卵を産み、子ダコが生まれるまで卵を守ります。子ダコが生まれるころ見計らったように母ダコはその命を終えます。マダコの産卵は一度きりです。  

余談ですが、タコの知能は文明を築いてもおかしくないほど優れているそうです。ではなぜそうはならないかというと、一生があまりに短いからだ、という説があるとのこと。  

 

毎年美しく咲く桜の花も、いわば一代限りの生殖器です。 受粉したら花は枯れ、実をつけ種を作ったらその役割を終えます。

ただ、「木」という生命の本体は栄養体として何年も生き続けます。生殖器としての花は毎年繰り返し咲き、その役割を終えたら花の命は終わりです。栄養体と生殖器が一体型になっている動物と違って、植物は栄養と生殖の分業がうまく出来ているんですね。  

 

哺乳類や鳥類は、途中で死ぬことがなければ出産・産卵は一生に一度ではなく数回出来るものがほとんどです。魚類などと違い、出産・産卵後も子育てがあるため一度に産める数が少なく、種の存続のためには何度か出産をしないといけないからでしょうか。これは人間も同じですね。

 

でもどの生物も、子孫を残す、それができればもう人生の目的は果たしたようなものです。それ以上の目的はありません。

 

世の中のお父さん、お母さん、本当にお疲れ様でした。そしておめでとうございます。あなたがたの人生の目的はすでに達成されました。

 

「子孫を残す」ことと、同じことは?

さてこういうことを書くと、何かと批判される世の中です。

私はなにも、絶対に子どもを産まないといけないとか、育てなくてはいけないと言うつもりはありません。

様々な理由から産みたくない、産みたいけど産むことができない、産んでも育てられない、いろんな方がいらっしゃるのも重々承知していますし、そのお気持ちは尊重すべきと思います。  

 

けれど子どもを持たない人も、働いて国に税金を納めることは、子どもを産んで育てることと同じになります。  

 

子どもを妊娠したときから、いえ、現在では妊娠する前からさまざまな行政サービスを受けることが出来ます。 不妊治療に健康保険が使えるようになったり、妊娠期間中には回数制限はありますが無料で検診を受けられます。出産すれば一時金が出ますし、働いていれば育児休業手当ももらえます。 中学校卒業までは子ども手当をいただけて、病院の窓口料金もいりません。(所得制限はありますが)

 

 

他にもたくさん子どものために税金が使われます。その税金を納めているのはお子さんがいてもいなくても同じです。ですから子どもを持っていない方も、納税することで間接的には子育てをしているのと同じです。子どもは産まなくても、育てなくても、税金を納めることは人の究極目的である「子孫を残す」ことに貢献しています。  

 

逆に言えば、高齢者にお金をかけることは人類の生きる目的に反している・・・とかなんとか書いちゃうと、もっと批判を受けそうなので、そこはあいまいに濁しておきますね(汗)

 

「自分は結婚も出来ないし、世の中の役に立ってるのかな」なんてことを考えている方も安心してほしいです。あなたには子供はいないけど、しっかり税金を納めているじゃないですか?  

働きバチや働きアリ、ハダカデバネズミなど社会性動物は、生殖を行うことに特化した女王以外は生殖を行いません。それでも働きアリたちは、子どもたちのために餌をあつめ、巣や子どもたちを清潔に保ち、外敵から守るという使命があり、子孫を残すためなくてはならない存在です。

人間とアリを一緒にするな!と怒られそうですが、「種の存続」という面で見た時には子どもを産まない人が、生まれてくる子ども(働きアリにとっては母が同じ妹なのでしょうが)を助け、支えるという点では同じです。

 

事情があって今は働けない人も、お子さんがいらっしゃるならそれであなたの人生の目的は達成しています。安心してくださいね。

お子さんがいらっしゃらない方なら、まずは就労できるようにしっかり養生をする、それからでも決して遅くはありません。残念ながら女性の出産にはリミットがありますが、就労・納税に期限はありません。自分に価値がないと思わないでください。まだその時が来ていないだけですよ。  

なんらかの重たい障害があって就労ができないという方も、あなたがたのお世話をするために雇用が生まれています。その方たちがしっかりと納税してくれていますから、あなた方も人類の種をつなぐことにちゃんと貢献しています。  

 

人生の目的のために、産める人、産みたい人はバンバン産めて、そうでない人はきちんと納税して次世代を支えられる世の中になればいいと思っています。そのためきちんと選挙に行って、しっかり税金を納められるだけの収入を得られる、そういう世の中を作れる人に投票したいものですね。

 

さて、私の人生の目的もすでに達成されました。

あとはもう少し、私の子どもたちが納税できるようになるまでの面倒と、これからまだまだたくさん生まれてくる日本の子どもたちのために、いくばくかの貢献が出来るよう残りの人生を使いたいと思います。

 

あなたに適した職業や稼げる時期、結婚・出産時期について、四柱推命で見てみませんか。  

 

自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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