鑑定に来られる方で自分の話をしたくないという方にはあまり出会いません(時々いますが、だいたい同業さんか占いマニアさんです)。お客様には何も聞かずに、お顔を見ただけでズバッと悩みを当てられたらいいのかもしれないですが、残念ながら私はそういう鑑定はできません。
何に困られているのか、自分がどう変わりたいのか、最低でもこれくらいはお聞きしなければ見当違いな鑑定をしてしまうかもしれません。ですから、もし私の鑑定を受けてみたいと思われたら、申込フォームにはお客様の思いを出来る限りたくさん書いていただけたらと思います。詳しい情報であればなおさら良いですが、そこまででなくても、ご自身の思いや私に言いたいこと、もうこれ以上出てこないわ、というくらい書いてくださって結構です。
申込いただいた時点で情報が少ないなと思った方にはメールで質問させていただいたり、詳しいお話を聞かせていただいたりしています(もちろんあまり詳しく言いたくないのであれば、その旨伝えていただければそれ以上お聞きしません)。
というのも、先日知り合いの先生から本を借りたのですが。
『神トーーク/「伝え方しだい」で人生は思い通り』(星渉著、KADOKAWA)という本です。この中で『コップ理論』という大変興味深い考え方が載っていました。カウンセラー向けの話ではあるのですが、要約すると、
だが、相談に対するアドバイスを受け入れるには、まずコップの中の水を空にしてスペースを作らないといけない。
コップの水を減らすには、決して相手の言うことを否定せず、話を最後まで聞くこと。
ということだそうです。
占い師も、最後は鑑定に来た方にアドバイスをさせていただく仕事です。ですからできればお客様から話をたくさんお聞きしたいです。そうすることで、どんどんお客様のコップの中の水が減っていき、私の鑑定が初めてお客様のお役に立つのだろうと思います。お客様の思いを受け取って、精いっぱい、最善の方法が何かを鑑定をさせていただきたいと思っています。