【不登校】病院には連れて行く?

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子どもが学校へ行きません、さぁどうしよう・・・我が家の場合。

息子は激しい頭痛を訴えていたので、ひとまず様子を見ましたが治まらないので病院へ行きました。

(アレルギーもあったのでその時は耳鼻科に行きました)

学校に行けていないと言うと、その耳鼻科の先生は「思春期の子に良く効く漢方薬あるから、アレルギーの薬で治らなかったらそれを飲もうか」とおっしゃいました。

その時すでに、耳鼻科の先生は「起立性調節障害」からの「不登校」が頭に浮かんでいたんでしょうね。

 

その漢方薬の名前(苓桂朮甘湯)をお聞きして後で調べてみると「ふくろう病(朝眠くてぼーっとしていて夜元気)に効く」とありました。でも息子は漢方薬が嫌いで飲みたくないと言うので結局飲まずじまいでしたが。

それに私はその時は息子が不登校とは思っていませんでした、というか、信じていなかったというか。理由が思い当たらなかったし、頭痛が治れば学校へ行くだろうと思っていました。

 

でも登校出来ない日が続き、これはいよいよおかしい・・・さて次はどうするか?

私はまた、病院へ連れて行きました。

その頃には「起立性調節障害」というキーワードが私にもありました。以前ニュースでそういう病気があること、中高生でも小児科へ行って良いこと(病院にもよるかもしれません)、などが放送されていたのを覚えてましたので、今度は市民病院の小児科(不登校も対応しているのは知っていました)へ連れて行きました。

 

頭痛があること、学校へ行けていないことを言うとすぐ起立性調節障害の検査をしてくれて診断がつきました。息子は寝た状態から起き上がると、血圧は下がらないけれど心拍が倍近く跳ね上がるタイプでした。

その日からメトリジン(血圧改善)投薬が開始されました。

(ただ、頭痛の原因に器質的な病気(ガンや血管疾患、甲状腺疾患など)がないことはCT検査や血液検査で確認はされました)

同時に心理室で臨床心理士さんとの面談も行われることになりました。

 

さて、薬を飲んで治ったか?

 

正直・・・2年近く飲んだと思いますが、その薬で劇的に治ったようには思えませんでした。

相変わらず朝や低気圧での頭痛・だるさはありましたし、それは薬を飲んでいるときも飲むのを止めてからもたいして違わないように思いました。何より学校へ毎日朝から行けるようにはなりませんでしたし。

病院の薬だけじゃなくて、良いと言われる漢方薬(無理に飲ませました)やサプリメントなんかも飲ませていましたが、どれも良い結果とはなりませんでした。

 

病院では、息子が学校や部活へ行ったり、行事に参加したりした話を医師や心理士さんにすると「すごいね」「よく行けたね」と誉めてもらえるので、学校へがんばって行かさなければと親の私は思っていました。薬を飲ませ、睡眠と栄養をしっかり摂らせ、そして学校へ行かせる。その繰り返しの日々を送っていました。

 

通院し始めて2年くらい経ったころ、息子に「病院もう行くのやめる?」と聞きました。

理由はなんでだったかな、そのころは症状も膠着状態というか、薬の効果を感じることもなかったし、息子の精神的な状態もやや落ち着いていたからでしょうか。

 

息子は「行くのやめる。そもそも病院に行きたいなんて言ってないし、お母さんが勝手に連れて行ってただけだし」と言いました。

 

それを聞いて、なんだか拍子抜けしてしまいました。そうか、私だけが病院病院と言っていたんだな・・・って。

 

結局大学2年生になった今でも、元気いっぱいかと言われると「どうかな?」とは思うものの、学校へは行けているようだし(?)、バイトもしているようだし(??)、カノジョと旅行へ行ったり遊びには行けているようなので(!!)、調子はそこそこのようです。

※学校へ行っているのかどうか、実際は良く分かりません。こちらからは聞きませんし、息子からも何も言われていません。バイトは面接へ行ったことだけは聞きました。カノジョがいるのは(妹の)インスタで見ました。うちではこれくらいの距離感がちょうど良いのだと思います。

 

病院へ行くことの是非

子どもが体調不良を訴えた時に「どこが悪いのだろう」と思って病院へ連れていくのは親としては当然のことだと思います。むしろ「たいしたことないだろう」という判断で重篤な病気を見逃してはいけませんから、私が小児科へ連れて行き、頭のCTを撮ったり起立性調節障害の検査をしてもらったことは間違いではなかったと思います。

 

ただ、継続して1週間に1度とか、1か月に1度、病院へ2年間も通ったのは、今思うと間違いだったかなぁと思うのです。

 

不登校の子というのは学校へ行くこと自体が辛いのですから、「親が病院へ連れていく」イコール「親から学校へ行くことを望まれている」という、一種の登校刺激になっていたのではないかと思います。そのような登校刺激が毎週毎月継続してあるわけですから、学校へ行けるようになるわけがなかったんですよね。

 

病院で薬を処方されて体は多少は楽になっていたかもしれないけれど、だからといって学校へ行けるのかというと、また別問題だったのではないかと今さらながらに思います。

 

不登校の子で頭痛や腹痛などが体に症状がある場合は、器質的な問題があるかないかだけ確認したら、極論、もう病院には行かなくても良いかもしれませんね。でも子どもへの対応について親としては相談窓口はほしいかもしれませんから、「親だけ通院」というのも、もし許されるならアリかもしれないです。

私はスクールカウンセリングの先生との相性が良かったので、病院の心理室はある程度でやめて、スクールカウンセリングに通いましたよ。

 

今は不登校対応にもいろんな選択肢がありますから、ご自身とお子さんに合った対応をしていけばいいんだと思います。

 

不登校のお子さまの鑑定にはそのあたりの話も含め、Ryu-jinが経験したことなんかをお話させていただきますね。その場合はお電話の方がいいかもしれないですね。鑑定書もご所望でしたら文書お渡しの料金で、お電話もさせていただけますよ。

 

自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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