【ショートブログ】五常(仁・義・礼・智・信)

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陰陽五行では、木・火・土・金・水に対応した5つの〇〇というのがたくさんあるのですが、【五常】というカテゴリがあります。

 

※中医学での五行はこちらを参照

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五常とは

五常とは、儒教に於いて人の守るべき五つの恒常不変の真理、だそうです。

つまり、仁・義・礼・智・信を意味しているのですが、それを五行に当てはめると以下のようになります。

 

木…仁 思いやりの心を持ち慈悲心で万人を愛する

火…礼 社会活動を円滑にするため仁の行動ができる

土…信 友情に厚く言明を違えない、誠実

金…義 利欲にとらわれずなすべきことをする

水…智 道理をよく知り得ている

 

なので、命式内でこれら五行のうち強い部分があると、その性質がよく表れていると考えます。皆さんはどうでしょうか。あてはまりますか??

 

伊達政宗公「五常訓」

仙台の名君、伊達政宗公の語った言葉に「五常訓」というものがあるそうです。

有名なのでご存じな方も多いかな。

 

仁に過ぎれば弱くなる

義に過ぎれば固くなる

礼に過ぎれば諂(へつら)いとなる

智に過ぎればうそをつく

信に過ぎれば損をする

 

何事も行き過ぎないこと、なんでしょうね。

 

『壬生義士伝』(浅田次郎)より

壬生義士伝は、私の大好きな小説のひとつですが、その一節に以下のセリフがあります。

 

「…誠には誠を以って応えねばならぬ。仁とはそういうものであろう」

 

最初に読んだ時には難しくてよくわからなかったのですが「真心には真心で返す、それが思いやり・愛である」ということでしょうか。

 

孔子の孫である子思の編纂した『中庸』には

「至誠息(や)むことなし」(真心には休息というものはない、真心を持って生涯を生きなさい)

「誠は天の道なり。これを誠にするは人の道なり。」

とあります。

 

誠は五常にはありませんが、仁や礼と密接に関係していることばですね。

自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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