今も昔も、ホストに入れ込んでしまい、お金をつぎ込む女性は少なからずいるようです。
起業家や、実家がお金持ちとか、どれだけでもお店にお金を払えるほど稼いでいる女性なら良いのです。ホストクラブで大金を使える=ステイタスのような女性なら。
でもよく考えればそんな大金払えるはずないのに、「担当(自分が入れ込むホスト)にもっと自分のことを好きになってもらいたい」「他のひとには負けたくない」「担当をお店の一番にしたい」という理由で、お店に借金(ツケ、買掛金)してまでホストクラブにお金をつぎ込んでしまうのは・・・誰が何と言おうと問題です。
つい最近も歌舞伎町で担当ホストにつれなくされたのか、あるいはツケ払いの支払いを求められたか分かりませんが、刺傷事件を起こした「姫」(ホストクラブに通う女性をホストはそう呼ぶそうです)もいたようで・・・
他にも、親が娘のホストクラブの何百万ものツケを肩代わりするということもあるそうです。
先日テレビでやってたのは、上京して大学に通っていた娘がいつの間にかホストクラブに通うようになっていて、しかもかなりのお金をホストにつぎ込んでいることが発覚。せっかく進学した大学(医学部だったそうです!)も退学することになり、今はホストと一緒に暮らして風俗嬢暮らしをしているのだとか・・・
もし自分の娘が、しかもせっかく医学部にまで入れた娘がそんなことになってしまったら・・・親の気持ちになったら本当にいたたまれません。
そもそも、なぜ女性がホストクラブに通ってしまうのか、そこに大金をつぎ込んでしまうのか・・・四柱推命的に考察してみようと思います。
身弱の場合
良くも悪くも自分と言うものが弱い、周りに影響されやすい、特に命式中の忌神が強い、行運で忌神が強く巡ってくる場合などは男性運や金銭運に陰りが出るため、ふとしたきっかけからホストクラブにはまってしまうこともあるのでしょう。
自己承認欲求が強い
ホストは本当に女性の扱いがうまいらしいです。
どんな女性であっても「かわいいね」「今日の服とても似合ってる」「(高額な購入で)本当にいいの!?すごくうれしい!こんなことしてくれるの君だけだよ」等々・・・
お金を払ってくれるなら誰にでも言うであろう甘い言葉でも、「私だけに言ってくれてる」と思わされ女性の心は満たされてしまいます。お金を使えば使うほどそんな言葉を言ってもらえるから、お金を払う=自分を愛してくれる、認めてくれる、そういう風に考えが固まってしまうのでしょう。
自己承認欲求が強いというのは裏返せば自分に自信が持てていないということです。
これまでの生い立ち、両親との関係、交友関係などが関係してくるとは思いますが、いずれにせよ自分自身の中の軸、自尊心などが欠如していたりそれらが薄いと、誰かが認めてくれないと自分を保てないということになるのだと思います。
言われた通りになんでもしてしまう
これも自己承認欲求と関係があるのかもしれませんが、人の言う通りにすることで感謝されたり愛され(たように感じ)たり、「人の役に立っている」と思うことで自分の存在価値を見出しているのでしょう。
そこを付け込まれると、お金を際限なく使ってしまって借金を作ったり、暴力に支配されていくようになってしまいます。
自分を大切に出来ない
このままではいけない、いいはずがないと分かっているのになぜか悪い方、悪い方へと自ら進んでいってしまったり、良くない人とわざわざ縁を結んでしまう人がいます。自分を敢えてひどい環境に追いやっているのですね。
自尊心の低さと同時に異性運がかなり低い人に見られます。
お金の計算が出来ない
今自分がどれほど借金をしているのか、どのくらいの借金までなら今の仕事で返せるか、そういうことに思いがまったく及ばない人のことです。
お金のセンスが全くない、お金に興味が無い、ある意味「なんとかなるでしょ」と楽観的なのかもしれませんが、周りからはいつもヒヤヒヤされています。
お金を使うことに快感があり(双極性障害を患っている場合も)刹那的にお金を使ってしまいます。自覚が無い場合はかなり深刻です。
身強の場合
身弱とは対照的に、自我が強すぎて後先考えず行動してしまうため、気づいた時には大きな借金が出来ていた・・・というケース。身弱と同様に命式中の忌神が強かったり行運で巡ったりすると、より強く対人運、金銭運の低下傾向が出ます。
競争心をあおられる、負けず嫌い
担当を一番にしたい!他の客には負けたくない!という競争心を上手くホストにあおられて、どんどんお金をつぎ込んでいってしまいます。
周りのことが見えていないので、人から「あぶないよ、やめときなよ」と心配されたり苦言を言われても聞く耳を持ちません。逆に自分に都合の良い言葉だけは信じるので、ホストの優しい言葉は鵜呑みにして信じてしまいます。
目先の利益を最優先
今が楽しければそれでよい、私がちやほやされれば他(例えば親、職場など)に迷惑がかかったとしても平気。そういう自己中心的な考えや行動から、後先考えずに行動を起こしてしまいます。
金銭感覚もかなり怪しいタイプです。
困っているならまずはご自身を理解してみませんか
どんな遊びや公営ギャンブルもそうですが、その時は楽しくてまた行きたい、また遊びたい、と思わせられるものです。
当たり前です。YouTubeだってInstagramだってNintendoSwitchだってパチンコだって競馬だってホストクラブだって「楽しい、また行きたい、また遊びたい」と思わせるように、人間心理学的に綿密に計算され、作られ、運営されているのだから。
だからはまると抜けられない沼なんです。
でもお金は無限に湧いて出てくるものではないですし、自分で稼げる額というのも天井知らずではありません。特に女性が本当はやりたくないこと、辛い思いをして大金を稼がなくてはいけないという事態は絶対に避けたいでしょう。
どうかご自分を大切に。
あなたを本当に大切に思ってくれている人、損得抜きに愛してくれる人を大切に。
「そんな人なんかいない!」と思う方は、まずはあなた自身を理解することから始めましょう。
困っているならなおさらです。