最後まで生き残るものは

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時代に適応するのはいつだって子どもから

チャールズ・ダーウィンは、言わずと知れた「進化論」で有名な自然科学者です。

以下は彼の著書『種の起源』の中の言葉です。

 

「生き残る種とは、最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。」

 

最も変化に適応したものが生き残る。

今の変化がとても大きい時代、人間社会にも同じことが言えるような気がしています。

 

例えば。

昔の子どもの遊びと言えば、男の子はチャンバラ(今の人にこの言葉は通じるのだろうか?)をしたりおいかけっこをしたり。女の子と言えばおままごとでお料理やお人形を使って赤ちゃんのお世話をしたりしていました。

今もこんな遊びを全くしていないこともないですが、それよりなにより、子どもの遊びはスマホやゲームが主流です。1歳2歳の子でもお母さんのスマホを上手に使ってYouTubeを見たりしています。

 

私が子育てをしている時代は、ちょうどこの過渡期の真っ最中だったように思います。子供にゲームばかりさせるのは良いのだろうかという風潮は強かった。それで子どもに運動もさせなくちゃと、サッカーや水泳に通わせたり。そこは今もそうかな。

 

私が思うに、子どもの遊びって、結局大人への準備というか、親や大人がしている真似事だと思うんですよ。いわば、自分たちが大人になった時のシミュレーションを遊びの中でしているんです。

 

刀や剣を振り回していた時代、獲物を取るために野山を走り回っていた時代、やっぱり子どもはそれを真似して遊びに取り入れて、やがて大人になって今度は遊びじゃなく、家族を守ったり食べさせるために戦ったり狩猟をするようになりました。

女の子も大人になったらおままごとがやがて本当の家事や子育てになって、お人形でやっていた着替えやおむつ交換、ミルクの真似事が、自分が子どもを産めば実生活で行われるようになる。

 

だから、大人の生活が変われば、子どもの遊びも変わって当然と言うわけです。

今を生きる男の子はもう、大人になっても刀を持って戦うこともなければ、狩猟に出掛けてうさぎやイノシシを取ってくることもない。そんな遊びは必要なくなってきてるんです。

 

現代では仕事にパソコンやITは必須なわけですから、子どもの遊びにそれらが入ってくるのも当たり前なんですね。だから子供に「ゲームばっかりして!」って怒るのはちょっと違うのかもしれません。だって彼らは将来必ず自分たちが必要な、仕事のシミュレーションをしているわけですから。

 

逆に、女の子の遊びだったおままごとの方が、イクメンがもてはやされる現代の男の子にとっては有益かもしれないですね。これからの男の子にはぜひぜひお人形遊びとおままごとをさせましょう。それと、女の子のおままごとのお料理も、今は電子レンジは必須でしょうね!自分の調理を見てるとそう思わずにはいられません。

 

子どもはそういう、流行や時代というものが、分かっていないようで本当はしっかり分かっているんでしょうね。子どもの頭が柔らかいっていうのもあるのかもしれないですけど、やはり生き残っていくのは「柔軟に時代に適応できるもの」なんだと思います。

「老害」とか「おばさん構文」とか、時代に取り残されるのはいつだって中高年齢。時代に適応できないものは淘汰されていく宿命なんでしょう。そんなことをダーウィンはもう180年も前に『種の起源』に著していたんですね、先見の明がありますね。(冗談ですよ)

 

四柱推命的適応進化論(というほどのものでもない)

さて、このブログは四柱推命ブログなので、少し四柱推命にも触れておきましょうか。

 

適応力が高いのは、やはり「乙」さんかなと思います。草花ですから弱弱しそうに見えて、実は踏まれてもへこたれない強さがありますし、寄らば大樹の陰、という言葉の通り、自分が育つ場所でのふるまいに対応していけるしたたかさも持っています。

「壬」さんもそうでしょうか、普段は大きな水ではありポテンシャルもありますが、丸いたらいに入れれば丸く、四角い浴槽に入れれば四角くなれる柔軟さも持っています。ただ彼らは柔軟さがあるとは自覚はしていないかも。いつもやりたいようにやっている、それでなんだか上手くいっちゃってる、そんな感じかもしれません。

 

反対に難しいのは「戊」さんかな。頑固さがあり、思慮深いけれど動きも遅い。こうと決めたらなかなか自分の考えを変えるのは難しいかもしれません。貫く強さというのも大事ですけれど、ほどほどがいいのかも。

「辛」さんもなかなかに自分を譲れない、プライド高い方ですし、打たれ弱いところもあるので適応力という面では弱いかも。

 

格局で言えば、従格さんよりは内格さんの方が、適応力は高いでしょう。なぜなら、良い時期、良くない時期を緩衝できるから。

内格さんは、喜神と忌神のバランスが取れている人です。

従格さんは、もともとの命式が喜神に偏っています。

従格さんはもともと命式に(ほぼ)喜神しかないので、時折やってくる忌神の行運の影響をもろに受けてしまいます。そのためダメージも大きいです。

内格さんも忌神の行運は良くない影響はありますが、もともと喜神と忌神どちらも命式に持っている方なので、そこそこに(もちろん忌神の強さや期間にもよりますが)うまく対応していけるようになるでしょう。従格さんより適応力は高いと言えます。

 

日干乙の内格さんが、これからの時代は生き残って、時代をけん引していくのか・・・?

 

なーんてことは思いませんけども。多様性が種の存続には不可欠なので、やはりいろんな日干の人がいて、いろんな格局の人がいてこその、社会であり人類なんだと。

 

なんか最近小難しいことばかり書いているので、次くらいはもうちょっとライトな感じの記事にしたいとおもいます。

自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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