先日、わたし、やらかしました・・・
お客様の格局判断、身弱と身強をまったく逆で行ってしまいました。
(アイキャッチ画像は間違いに気づいた時の私の心象風景です)
お客様には本当に申し訳なく、メールで謝罪をし、かわりの提案をさせていただいていますが・・・こればかりは許していただけなくてもしょうがないと思っています。
中国式四柱推命は、身強と身弱、内格と従格の格局判断を間違うと、解釈がまったく逆になってしまうので、格局判断は本当に注意をしなければいけないのですが、思い込みからの判断をしてしまいました。情けないです。
さて、タイトルの日本式と中国式の違いについて。
※私は中国式四柱推命しか知らないので、日本式について誤解をしている部分があるかもしれません。ぜんっっぜん違うよ!あなた日本式を誤解しているよ!という方は、面倒でなければメールで教えてください。
これまでも何度かブログで書いているように、中国式と日本式、いろいろな違いはありますが、今回失敗してみて一番の違いはここではないのかと思いました。
つまり、「日本式は鑑定に失敗がない」「中国式は失敗し得る」です。
決して勘違いしないでくださいね!
失敗しないから日本式は当たる、失敗する可能性があるから中国式は当たらない、と言っているのではありません。
<日本式>
正官が命式にいくつもあるから結婚運が良い!
天干だけじゃなく、地支の蔵干にもほら、こんなに正官があるから~
大運では正財、年運でも正官が巡っているから、今年は結婚のチャンスですよ~!
<中国式>
正官が命式中に2つもあるけど、これは喜神になるだろうか、忌神になるだろうか。
官星をささえる地支、これは日干を支える地支と比べて強いな・・・官星は忌神ではないだろうか。
今年は大運正財、年運正官でどちらも日干を弱めている・・・結婚には注意が必要かも。
この違い、分かりますか?
日本式で鑑定するのは「迷いがない」んですよ。
正官=結婚運ヨシ、正財=財星運ヨシ、なので鑑定する人は(通変星の意味を間違えない限り)本当に当たるかどうかは別として、鑑定を間違える隙がないんですね。無料鑑定サイトで生年月日を打ち込めば自動で蔵干出てきますしね。それぞれの通変星の意味だけ調べれば素人さんでもすぐ占えます。
一方で中国式では、まず格局判断で天干にある星が喜神(命式に良い働きをする)か忌神か(命式に良くない働きをする)かを決めます。中国式であってもパソコンで点数計算もできますが、本当の格局は天干の干関係を見て、またお客様から過去の事象などをお聞きして検証をしていかなければ分からないことも多いです。
格局によって、同じ正官の巡りであっても人によっては結婚に良い時期か悪い時期かは変わります。正官があるから結婚運が良いと簡単に判断しないんです。
格局を間違えると、何度も言いますがまったくあての外れた鑑定になってしまいます。つまり「間違える隙がある」んですね。
日本式で占えば、楽です。時柱も鑑定には必要ないですし(占えない分野はありますが、鑑定自体はできます)。正官はよし、劫財は悪い、等と判断すれば良いのですから。
一方で中国式で占うには時柱は必ずいります(なければ占えません)、日干の力量を誤れば鑑定そのものを間違える可能性もあります。(ただし経験値が上がれば間違えにくくはなる)
当たるか当たらないかは別の話です。
でも、パソコンでもすぐ分かる占いに、わざわざお金を払わなくてもいいんじゃないかなーと思います。
このような記事を書いて、今回の私のやらかしを正当化しようとしているわけじゃありません。プロとしてお金をいただいている以上、絶対間違えてはいけないといつも肝に銘じています。
でも、、、間違えてしまうこともあるんです、未熟な人間ですから。。。
今後はこのようなことが無いように、よりいっそう格局判断は慎重に行うようにします。この経験を決して無駄にはしないようにしていきます。お客様には大変ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした。