成敗と禍福

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四柱推命には、「成敗」、「禍福」という表現があります。

 

「成敗」は、成功と失敗、「禍福」は災いと幸福、不幸と安泰、と言い換えられます。

命式を見れば、その人の人生における成敗、禍福を見ることが出来ます。

 

社会的に成功(地位や名誉など)しても、家庭は寂しかったり病気になりやすいということもあるでしょうし、逆に、あまり出世はしないけれど家庭円満で健康である、ということもありますね。

どちらが良くて、どちらが悪い、ということではないように思います。

 

そりゃ、出世もしてお金もたくさんあって、家庭も円満というのが一番良いように思いますが、なかなかそういう人は少ないかもしれません。

 

鈴木秀子さんという90歳を超えておられるカトリックのシスターであり、何冊も本を書かれている方がいるのですが、その方の本「話せば、うまくいく」(時事通信社、青木さやか共著)を先日読みました。

 

その中の一節にあったのですが、

「人間には目に見える世界(Doing)と内面の世界(Being)がある。

Beingの世界が豊かになるのが成長で、Doingの世界がうまくいくのが成功」

「人間にとってはBeingの世界が本物であり、中心軸となるもの(Doingはひとそれぞれ違うから)」

だそうです。

 

私はここを読んで、「Doingが成敗、Beingが禍福のようだなぁ」なんて思いました。

鈴木さんの文面からは内面の世界(Being)を大事にした方が良いとも取れますが、でも実は車の両輪のようなもので、どちらが欠けても人は幸せではないのかもしれません。

 

たとえお金がたくさんあっても、自分や家族が幸せかと言えばそうでもないのかもしれませんし、めちゃくちゃ健康で病気一つしなくてもお金がまったくなければ不幸せのように思います。

 

ちょうどよいバランスのところを生きていくのか、「いや、私はお金さえあれば他はなにもいらない!!」と思うのか、幸せとは人それぞれでしょうからなんとも言えませんが。。。

 

わたし自身は、程よいバランスで生きていきたいですね。お金があっても仕事が忙しすぎてプライベートがすさんでしまうと、きっと「もっと時間が欲しい!お金はそこそこあればいい」って思うでしょうし、仕事が暇すぎたら今度はお金の心配ばかりして、やっぱりこころが荒みそうです。

 

皆さんはどんな人生を歩みたいですか?

これからどんな人生を歩むことになりそうでしょうか?

命式を見てみると垣間見れるでしょう。

自己紹介
Ryu-jin(リュージン)

前向き人生脚本家】Ryu-jin(リュージン)

1973年(癸丑)生まれ。
二人の子どもの不登校をきっかけに中医学の考え方に興味を持つ。
中医学を学んでいるときに、中医学と親和性の高い中国式四柱推命と出会い現在に至る。
登録販売者として漢方薬を販売する傍ら、心理学も学ぶ。

適応指導教室で不登校の子どもたちと一緒に遊んだり
勉強するボランティアもしている。
中国式四柱推命にて不登校問題や親子関係などについても鑑定を行っている。

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