私の仕事は鑑定依頼のあった方の命式を見て、そこからその人となりを突き止めていくことですが、逆に、ある人に興味がわいた時には「身強かな身弱かな」「従格かな内格かな」と考えることもします。
最近、興味のわいた人がいまして(仮にBさんとしましょう)、あまりにも計算が出来ないことと、自分のことは棚に上げ人のせいにするような人だったので「印多身弱かな」と最初思ったのですが、「印多身弱」の命式は、印星が強すぎて日干が使いこなせないため、ズルがしこさが目立ったり、人のあら捜しをしがち、自分は口を挟むだけで行動しないため周りから良く思われないという特徴があります。
Bさんは印多身弱ではなく、どうやら忌神財星が強いようです。
言われてみればズルでもなんでも”賢い”からはちょっと遠いかんじの人でしたね。
忌神財星
忌神財星が強いとは
・比劫(日干)に比べて力の強い財星がある
・印星が規定以上あるので身弱の従格とならない(印根不従児財殺)
日干が命式の中で弱いので、日干を強める天干は喜神、弱める天干は忌神となります。
日干を弱める天干が財星の場合、忌神財星となります。
ご参考までに↓
財星が強くても
日干が十分強く、財星も日干と釣り合っているくらいの強さならば多少財星が日干より強くても自身が財を使いこなす力を持つため、精力的に仕事に取組み周囲からは評価されるでしょう。
また財星が十分強く印星が無ければ身弱の従格となり、財を使いこなすひとかどの人格となり、経営者となったり、マネジメント能力を発揮して企業や社会で活躍する人物となり得ます。
忌神財星の強い人の特徴
忌神財星の強い人の一般的な特徴を上げます。
・財星は日干を分けて弱めるので、あまりにも忌神財星が強すぎると疲れやすく体調が悪くなりやすくなります。覇気がなく、また精神的にも不安定になりやすい。
・無駄な行動が多く、発言で失敗しやすいたち。
・夢のような計画を立てがちなため、何も成果があがらない。快楽主義でつらい仕事や努力などは嫌う怠け者。
・金銭トラブルも多く、お金は稼げてもすぐ出て行ってしまい身にならない。
プラス喜神比劫・印星が弱い人
忌神財星が強いプラス、比劫と印星が弱いと以下のような特徴もあります。
・常におどおどとして、自分の意見をはっきり言わない。引っ込み思案、内向的。身体虚弱。
・要領悪く、考えなしに行動して失敗をしやすい。人任せ、依頼心が強く自発的に行動をしない。自己中心的に物事を考える。
ひとと付き合う時には
まぁすべてではないですが(さすがにお金のトラブルとかは存じ上げないです)、Bさんはこれらの特徴がよく当てはまっていると思います。
さて、Bさんとはすでに縁が切れておりますので、今後二度と私の人生で交わることはないと思いますし、そう願います。
BさんにはBさんの幸せがあると思うので、あなたはそちらへ、わたしはこちらへ行きますからどうぞ違う道を行ってください、と心から思います。
ひとと付き合う時にはできればよい関係を築きたいと思っているし、困っているなら助けてあげたい、力になりたい。困ったなぁと思う人でも多少の面倒は覚悟して、縁を結び付き合います。人から頼られると断れないタチですし。
でも相性というものもありますし、こちらが相手の要求を飲み続け折れてばかりではやっぱり疲れます。最初は隠している本心が徐々に表れてくるというのもあるでしょう。まあそれはお互い様ですけれどね。
誰かと付き合う前に、命式を見てなんとなくその人のことが分かっていれば、「こういう人なんだ~」と最初から警戒して付き合いますし、もしかしたら付き合わない(縁を結ばない)かもしれませんね。
(占いは仕事ですから、命式を見ただけで鑑定依頼を受けない、ということはないと思いますけれど)
リアルな関係の人で、良かれと思って相談を聞き、アドバイスをしても「でも~」「●●なのでできません~」しか言わない人、ほんとお断りです。アドバイスいらないなら聞くな!相談してくるな!と思います。ちったぁ自分の頭で出来ることを考えてくれ!!
今回は、私が人を見る目が無かったということで、今後の人生に生かすことにします。(今後に生かしますばっかりな私の人生(笑)いつまで生きるか分からないのに(爆笑))
ちょっと最近自分もメンタル弱くて・・・愚痴ってしまいました。ごめんなさい。