今日は私の好きな通変星について書きます。それは「印星」です。印星とは、印綬と偏印のことです。どの通変星もそれぞれ素敵な意味があり、どれも好きではあるのですが、印星は特に「知性」を表すところが気に入っています。
印星とは日干を助け強めてくれる通変星で、「研究や学問好き」「聡明さ」などを表しますが、印綬を持つ人はどちらかと言えばアカデミックな聡明さを、偏印を持つ人はよりクリエイティブな知性を見せるように思います。砕けて言えば印綬は「学問バカ」、偏印は「変わり者」とも言えます。どっちも大好きです(私にとって「変わってる」は誉め言葉ですね)。
喜神印星を持つ人は目上の人から可愛がられ、ピンチの時には誰かが助けてくれたり要領よく乗り切れるので、人生はいつも「なんとかなるんじゃない?」とイージーモード。あるいは本当に自分の手に負えない場合には「これも仕方ない」と諦めるのも早いかもしれないです。いい意味でも悪い意味でも他人任せというか。
六親縁では印星は「母親」を意味します。忌神印星の場合は、母親が余計なお世話を焼いてきて重荷になっていたり、あるいはまったく自分の力になってくれず縁遠くなったりします。
ふと気になったので誕生日を調べてみました。iPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授はしっかりと天干に印星をお持ちですね。一方でSTAP細胞で「リケジョの星」と言われ一世を風靡したのち、あろうことか捏造スキャンダルで有名になってしまった元女性科学者もいましたね。彼女は印星の強まる時期にいろいろと不都合が起きたようです。
お二方とも時干が分からないのではっきりしたことは言えませんが、印星の喜神・忌神の作用が分かれた事例のように思います。もちろん東大生や医学生が全員印星を持っているのかと言われればそうではないでしょうけれど(山中教授と同級生だった世耕弘成現参議院議員は、喜神食傷強く、政治家としての押出しが大変効く感じがします)、やはりひとかどのお仕事をされる方は喜神印星をお持ちの方は多いのではないでしょうか。ノーベル賞科学分野の受賞者の誕生日を調べてみたいですね!
さて、私は偏印と印綬ふたつ天干に持っています。印星は喜神ではありますが、日干が根を持たない甲なので壬と癸は良い面、良くない面どちらもあるように思います。学生時代から研究や観察と言ったものが大好きで、ひとつの物事をじっくり考えたり自分なりの理論を組み立ててみることも好きでした。また会社員時代は開発チームで企画にも携わり、創造性を求められる仕事をしていた時が一番楽しかったです。
恩師や上司にはかわいがってもらいました。そういう面で苦労は少なかったです。好きなゲームは謎解きゲーム。パズルや論理系も好きですね。ただいかんせん、根気が足らないようです。せっかく印星をふたつも持っているのに、学術関係で大成できなかったのは、そういうことなのかなぁと残念に思います。そういう意味もあって、印星は私のあこがれの星でもあるのです。